
- パラスポーツ
- アーチェリー / Archery
アーチェリーは、パラリンピック競技の原点です。「パラリンピックの父」と称されるドイツ出身の医師、ルードヴィヒ・グッドマンがイギリスのストーク・マンデビル病院で1948年に開催したアーチェリー大会が現在のパラリンピックに繋がっています。
⚫︎用具
選手が使う弓は2種類あります。一般的な弓の『リカーブボウ』と、弓の上下先端に滑車がついている『コンパウンドボウ』があります。『コンパウンドボウ』は、障害が重い選手でも、小さな力で弓を引くことができるように工夫されています。
⚫︎クラス分け
『W1』車いす使用の四肢麻痺(頸髄損傷)、もしくはそれに相当する障害の選手。体幹が効かない選手。アシスタントによる補助が認められます。
『W2』車いす使用の対麻痺(胸・腰髄損傷)、もしくはそれに相当する障害の選手。
『ST』立位、もしくはいすに座って競技する選手。
⚫︎競技種目
『リカーブオープン』
対象クラス=W2、ST 使用する弓=リカーブ 的までの距離=70m 的の大きさ=直径122cm
『コンパウンドオープン』
対象クラス=W2、ST 使用する弓=コンパウンド 的までの距離=50m 的の大きさ=直径80cm
『W1オープン』
対象クラス=W1 使用する弓=リカーブ、コンパウンド 的までの距離=50m 的の大きさ=直径80cm
★ここが見どころ!
上肢切断で口で矢を放つ選手、上肢下肢切断で足と肩だけで弓を操作する選手がいます。また、オリンピックで活躍するパラ選手もいます。
