
- パラスポーツ
- ボッチャ / Boccia
「ボッチャ」は、パラリンピック 固有の競技で、イタリア語で「ボール」を意味します。ジャックボールと呼ばれる白いボールを目標にして、定められた場所から、赤と青のボールを投げ(転がし)合います。持ち球6球の自分のボールを、ジャックボールにいかに近づけるかを競う競技です。
⚫︎用具
『ボール』大きさと重さには規定がありますが、表面の材質は、天然皮革、人工皮革、フェルトがあり、自分所有のボールを使用するマイボール制です。
『ランプ』手でボールを投げることができない障害の重い選手が使用しまう。ボールを転がすすべり台のような用具。ランプの長さを変えて、ボールのスピードを調整します。
⚫︎クラス分け
『BC1』脳原性疾患で四肢、体幹に重度のまひがある選手。下肢で車いす操作可能で足蹴りが可能な選手。足蹴り可。アシスタント利用可。
『BC2』脳原性疾患で、上肢で車いす操作がある程度可能選手。
『BC3』脳原性疾患か非脳原性疾患で自力による投球ができない選手。ランプを使用、アシスタント利用可。
『BC4』非脳原性疾患で頸髄損傷や筋ジストロフィーなど、BC1・BC2と同等の重度四肢機能障害の選手。足蹴り可、足蹴り選手のみアシスタント利用可。
⚫︎競技種目
男女混合
『個人戦』1対1 『ペア戦』2対2 『チーム戦』3対3
★ここが見どころ!
BC1、BC3、足蹴りのBC4のクラスは、アシスタントをつけることができます。
アシスタントは、車いすの位置調整、選手にボールを渡す、ランプの設置など選手のサポートに限られ、選手へのアドバイスや合図を送ることは禁止されています。BC3クラスのアシスタントは、競技中、コートに背を向けて、コートの様子を見ることができません。選手からの指示で、ランプを設置します。
