
スポーツのチカラ Vol.2 2つのバスケットゴール
「パラスポーツ」と聞いて、みなさんは、どんなスポーツを思い浮かべますか?
車いすバスケットボール、車いすテニス、ボッチャは、よく知られたパラスポーツです。昨夏に開催された東京パラリンピックでは22競技、3月に開催された北京パラリンピックでは6競技がおこなわれました。しかし、パラスポーツには、パラリンピック競技以外にもたくさんの競技があります。
障がいは大きく種別すると、肢体不自由、視覚障がい、聴覚障がい、知的障がいなどがあります。複数の障がいがある人もいます。また、同じ種類の障がいでも人によって程度はそれぞれ異なります。
写真は、ツインバスケットボールという競技です。車いすバスケットボールのゴールでは高すぎて届かないような、重度障がいの人でもプレーできるように考案されたバスケットボール競技です。障がいの程度が重い順に、赤色ヘッドバンド→白色ヘッドバンド→ヘッドバンドなしの選手に分けられます。通常のゴールに加え、フリースローサークルの真ん中に高さ1.2mのゴールが置かれます。赤色の選手はサークル内(円内)から、白色の選手はサークル外(円外)から、この低い位置にあるゴールにシュートします。ヘッドバンドなしの選手は、上のゴールのみシュートできます。
ツインバスケットボールのように、パラスポーツは、障がいの程度などの違いのある人たちでも同じスポーツを一緒に楽しめるように工夫されています。
文・撮影 / 佐山 篤
全国スポーツ推進委員連合機関誌「みんなのスポーツ」2022年6月号掲載

